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2011年10月27日 (木)

「生徒の人生を救った偉大な教師」

Letters1_2 友人のお一人から感動的な物語を紹介したメールをいただきました。

何度も読んで何回も泣きました。皆さんも泣いて下さい。ある小学校の女性教師と一人の生徒の感動物語です。

「その先生が五年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。

ところがある日のこと、少年の一年生からの記録が目に止まった。次のように記されていた。『朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ。』……間違いだ!他の子の記録に違いない!先生はそう思った。

二年生になると、『母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する』と書かれていた。

三年生では、『母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする。』三年生の後半の記録には、『母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる』とあり、四年生になると、『父親は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう』と記されていた。

先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを背負い生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。

先生にとって目を開かれた瞬間であった。

放課後、先生は少年に声をかけた。『先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから……。』

その言葉に少年は初めて笑顔を見せた。それから少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びがわき起こった。少年は自信を持ち始めていた。

クリスマスの日の午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。あとで開けてみると、香水の瓶だった。亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。

先生はその香水をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。『あぁ、お母さんの匂い!!きょうは素敵なクリスマスだぁ!!』

六年生では、先生は少年の担任ではなくなった。

卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。『先生は僕のお母さんのようです。そして、いままで出会った中で一番すばらしい先生でした。』

それから六年。またカードが届いた。『明日は高校の卒業式です。僕は五年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます。』

十年を経て、またカードがきた。そこには先生と出会えたことへの感謝と父親に叩かれた体験があるから患者の痛みが分かる医者になれる……と記され、こう締めくくられていた。『僕はよく五年生の時の先生を思い出します。あのままダメになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、五年生の時に担任してくださった先生です。』

そしてさらに一年後。届いたカードは結婚式の招待状だった。『母の席に座ってください』と一行、書き添えられていた。」

人の表面的な言動ではなく、見えない心の中にしまい込んだ深い傷や悲しみ、孤独に気づき、温かな助けの手を差し伸べることのできる心優しい人は、人の人生に大きな奇跡を起こす助け手となり、幸福をもたらす者となると強く思いました。

この先生のような心優しい人が世にいる限り、多くのうなだれた頭が高く上げられ、萎えた心と手足が力を得て、将来の希望へ向かって真っ直ぐに歩む力を得ることでしょう。

その深い愛情と温かな助けの手に感謝しながら……。

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