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2007年11月 4日 (日)

心からの信頼と相互扶助に根ざした「ゆいまーる」

akabana02.jpg中世に建てられたゴシック様式の教会は、以下のように非常に興味深い方法で建てられたようです。

まず、始めに石切り場が選ばれます。

普通、教会建設予定地から80キロメートル前後離れた場所が多かったようです。

それには、特別な理由があります。

まず工事が始まると、付近の住民たちが一列に並び、石切り場から建設現場まで数十キロメートルにおよぶ人の鎖を作ります。

切り出された石は、人の手から人の手へと手渡され、建設現場まで運ばれるというのです。

多くの人の参加と協力の大切さを学ぶ、本当にすばらしい話です。

沖縄にも協力関係の大切さを謳う「ゆいまーる」という言葉があります。

「ゆいまーる」は「結(ゆ)い」を意味する沖縄の方言です。

「ゆい」は、結い=結合=共同=協働、「まーる」は順番のことだそうです。

すなわち「ゆいまーる」は労働交換を意味します。

サトウキビなどの収穫は、一戸の家ではかなり厳しい重労働です。

それを隣近所が順番を組んで、互に助け合って収穫するという相互扶助のシステムが、「ゆいまーる」です。

日本本土はもとより中国、韓国などでも労働交換が発達しているようですが、特に沖縄の「ゆいまーる」は、農作業だけに限定されていないところが大きな特徴と言われています。

「ゆいま~る」の根底には、「相互扶助」と「平等の原則」の精神が流れており、みんなが互いに信頼し合い、心から支えあえる地域社会の実現に向けて、ひとりひとりがちいさな力を出し合い、連携しあおうという精神に支えられているのです。

前述の教会建設における共同作業も、まさにこの「ゆいまーる」の「こころ」に通じるものであり、物心両面にわたって大きな成果をもたらすすばらしいものだと思います。

「ゆいまーる」ってなかなかいいですよね。

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