芸術家オバーの籠作り
物のなかった時代、オジーやオバーたちはどのような物でも大切に使いました。利用できる物は何でも再利用しました。
終戦直後などは、戦闘機の残骸からジュラルミンの金属板をはがし、鍋や皿などの食器に加工したり、鉄兜で鍋や急須を作ったり、空き缶で三線を作ったり等々……。
手先の器用なオジーやオバーたちは、身近な材料を用いて生活のための道具を何でも自分で作りました。
多くのオジーやオバーたちが、油の缶を加工して鍋を作り、米軍から失敬したエンジンオイルで天ぷらをこしらえ食べたとも聞いています。
今からしたら恐ろしい話ですが、本当にあった話です。
生きるために必死だったのです。
あれから60年、物が豊かになった今でも、オジーやオバーたちの物を大切にする節約・倹約・再利用の精神は生きています。
ある時地域の老人会で広告のチラシを用いた籠作りの講習会が持たれました。
器用、几帳面な特にオバーたちは、互いに楽しみながら熱を入れて取り組みました。
広告のチラシを細長く巻き込んで棒状にし、それを編みながら籠や壺、バッグなどの形に加工していくのです。
出来上がったら色の付いたニスを塗って完成です。
それがまた実に整った形、色合いの傑作品なのです。
私の母も凝っていて、たくさんの作品を生み出しました。
子や孫はその恩恵にたくさん浴しました。
小さな節約・倹約の精神がたくさんの芸術家を生み、互いの生活を豊かにしています。
「折り込みの チラシ丸めて 籠作り オバーの芸術 年季百年」
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TomokazuさんTBありがとうございました。
三線について本当に詳しいですね。
沖縄に生まれて三線弾けない私はちょっと恥ずかしくなりました。
フォークギター育ちのこの年代、そろそろ三振にチャレンジしていこうと思います。
ありがとうございました。
投稿: 沖縄の安里 | 2006年6月11日 (日) 09時05分