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2006年6月13日 (火)

開拓者の信仰の奇跡

Umitosora36 アメリカの西部開拓の時代、多くの開拓者たちが信仰の自由と新天地を求め、道なき道を切り開き、多くの犠牲を払いつつ西へ西へと厳しい旅を続けました。

彼らやその子孫によって綴られた手記には、涙なくして読むことができない感動的な物語が多くあります。

今日はそのひとつをご紹介します。

アメリカユタ州で生涯を閉じたニール・A・マックスウェル氏の曾祖父母の日記からの感動物語です。

その日記には、生活が厳しい中、彼女の夫が宣教師として召され各地を伝道したことが記された箇所があります。

夫は妻と4人の子供を残し、西部から遠く離れた東部へ3年間の伝道の召しを受けたのです。

彼は、信仰を持ってその召しに応え、厳しい状況の中家族を残して出かけて行きました。

彼が伝道に出てから1年と数ヶ月たったある日、彼女がパンを焼いていた時のことです。

誰かがドアを叩く小さな音に気づき急いで開けてみると、そこに小柄なみすぼらしい老人が立っていました。

「何か食べる物をいただけませんか。3日前から何も口にしていないのです。」

「ちょっと待って下さい。」

彼女は走って台所に行き、ついさっき焼き上げたパンを一本、そのままその老人に差し出した。

老人は丁重に礼を言うとその家を離れました。

彼女は仕事に戻ろうとした時、

「そうだわ……。」

と、パンだけしか与えなかった自分の不親切さに気づき、すぐに台所に戻るとバターとジャムを持ってドアから飛び出しました。

しかし、不思議なことにその老人の姿はもうどこにも見当たりませんでした。

2週間後、彼女の夫から1通の手紙が届きました。

そこにも不思議な出来事が記されていました。

「その日の夕暮れ、私と同僚は疲れ果ててとうとう歩くことさえ出来なくなってしまいました。

3日前から何も食べずに伝道をしていたからです。

そこで、私たちは誰も通っていない道の真ん中でひざまずき、主に助けていただくために祈り始めました。

『天のお父様、何か食べ物を恵んでいただけませんか。3日前から何も口にしていないのです。』

するとよい香りがあたり一面に広がりました。

目を開けてみると、私たちの目の前に焼きたてのパンが1本置かれていたのです。

周りには、人の姿など見当たりませんでした。

私たちは主に感謝しました。

さわってみると、そのパンにはまだ温かさが残っていました。」

彼女の夫が見た奇跡と彼女が経験したあの不思議な出来事が、心の中でひとつになりました。

その出来事は同じ日の、ちょうど同じ時刻頃に起こった出来事でした。

彼女は確かに天が彼女の夫を助けて下さったのだと確信したのです。

この話は、マックスウェル家の霊的な遺産として、今日まで大切に語り継がれているということです。

極限状態の中でさえ、天に全幅の信頼を寄せて最善を尽くす者を、天は決して見捨てず、豊かな報いから外すことがないということを改めて確認する感動の物語でした。


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