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2006年6月10日 (土)

野口英世の陰に母あり

Kogiku002現在小学校6年生の息子が、学校の先生から読書感想文を書いて提出しなさいとの宿題をいただきました。

作文が苦手な彼は、まずどんな本を読んだらいいのかも分からず、私のもとへ助けを乞いにやって来ました。

「何か読んでみたい本はないの。」

と私が聞くと、

「ないことはないのだけど、原稿用紙の3枚も4枚も感想文を書くというのは、あまり経験もなくて大変だという思いが先に来て、何を読んだらいいかも分からないよ。」

との返事です。

色々考えた末、野口英世に関するマンガ本と小学生低学年用の活字の大きな本を2冊彼に渡し、

「まずマンガ本を読んで内容をつかんだら、もうひとつの本を読んで、とにかく感動したところ全部に赤鉛筆で線を引きなさい。そしてなぜ感動したのか、その時どのように感じ、どうしようと思ったのかまとめてみなさい。」

とだけアドバイスしました。

彼は彼なりに考えて、以下のような文章を考えてきました。

英世を支えてくれる母や周りの人々の愛情とご恩と、それに応えて努力する英世の熱い情熱と行動力が、自分の感動と共になんとかまとめられていて悪くはないと思いました。

沖縄のオジーやオバーが持つよき特質に相通ずると思われるので、後述の2首の短歌と共に以下に紹介します。

  「野口英世ものがたりを読んで」

                大山小学校6年   安里まさと

ぼくは、野口英世ものがたりを読んで、感動したことがいくつかあります。

まずひとつ目は、清作と呼ばれていた英世のお母さんの、清作に対する本当に深い愛情です。

清作が2歳の時、もえるいろりにころげおちて、左手に大やけどをおい、木のこぶのようになってしましました。

お母さんはむねがひきさかれるような思いでした。

そして、畑仕事ができなくなる清作に、学問をさせようと、今までの2倍も3倍も働くことを決心しました。

たくさんの仕事のほかに、けわしい山道を、重い荷物を村から村へ運ぶ、男の人でもほねの折れるつらい仕事を、雪の日も雨の日も一生けん命がんばりました。

お母さんの清作に対する深い愛情に感動して、なみだが出そうになりました。

もうひとつ感動したことは、お母さんの深い愛情にこたえて、清作が一生けん命勉強したことです。

でも家が貧乏でランプの油も買えず、夜は本が読めません。

清作は、やどやのふろたきの手伝いをして、その火をたよりにして勉強しました。

本当に一生けん命勉強しました。

そして、3年生の時に1番になり、4年生では先生のいない時、代わりに教える「生長」にもなりました。

卒業試験の時、テストした小林先生もびっくりする位どんな質問にもすらすら答えました。

深い愛情は人を動かす力があると分かりました。

3つ目に感動したことは、小林先生が、清作の高等学校の授業料を出してくれたり、先生たちが清作の左手の手術のお金を出してくれたり、医者の渡部先生が、清作に病院のげんかんばんとして勉強させてくれたりしたことです。

またたくさんの人たちが清作が医者になれるように助けてくれました。

そして、周りの人たちの深い愛情は、医者になるという清作の目標をとげるのを助けてくれました。

最後は、英世を助けてくれた人々のご恩を決してわすれないで、医者として一生けん命人々を助けたことです。

生きたどくへびからしるをとって研究したり、自分が死ぬこともおそれないでアフリカに行って、黄熱病で苦しむ人たちを助けたりしたことです。

英世は次のように言っています。

「わたしの体がどうなろうが、たくさんの命を助けることができるのなら、それがわたしののぞみです。」

そして、英世は、自分の研究している黄熱病にかかってなくなったのです。

のちのかがく者の研究のためにとうとい実験台となってたおれたのです。

うけた愛情や恩をわすれず、命をかけて人々のために働いた英世は、本当に意志の強い人だと感じました。

野口英世のおはかには「野口英世は、人のために生き人のために死んだ」と書かれています。

ぼくも野口英世のように、助けてくれるまわりの人々の恩をいつもわすれないで、一生けん命勉強し、人々のお役に立つような人になりたいです。

野口英世の生きざまは、彼を助け支えてくれた多くの方々と、まさに母親が息子のために生き、息子のために生涯を捧げたそのことに対するご恩返しのように思われます。

オジーやオバーたちの生きざまにも、英世の母親に通じる深い愛情が感じられます。

子や孫のために一生懸命働くそのようなオジーやオバーの姿を、次の歌に込めました。

  「自転車に  山と積まれし  アルミ缶  坂道なんの  オバーが登る」

  「天秤棒  右に左に  大袋  足下軽く  オジーたくまし」

いかに貧しくとも、効率が悪く収入は少ない仕事でも、子や孫のために一生懸命、一途に働く沖縄(うちな~)のオジーやオバー、父(とうちゃん)母(かあちゃん)バンザーイ!と叫びたいです。

私が編詞・作曲して、以前紹介した「ただの父」は、そのようなオジーやオバー、父母への心からの賛辞です。

 「人のため 生きて世のため 命捨つ 野口英世の 陰に母あり」

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