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2006年6月 8日 (木)

満州で鍛えたオジーの片腕懸垂

Kibarengyo003 父は当時18歳だった昭和15年6月、満州開拓少年義勇団の一員として満州の北安省鉄驪へ赴きました。

訓練期間は3年。そこでは毎日朝から晩まで農業と軍事訓練に明け暮れます。

3年後の昭和18年、所属する三十中隊約300人の先遣隊として50人で黒河省遜克へ移動。

本隊到着までに宿舎等を建設して準備します。

訓練および実地の経験を経てその年の末、軍隊に徴兵されています。

近くの孫呉へ移動し、自動車部隊にてトラックの運転技術を習得。

その後再び黒河省遜克の開拓団へ戻りますが、とにかく厳しい自然環境の中での地獄のような訓練の明け暮れでした。

鉄の暴風が吹き荒れ、焦土と化した沖縄に戻ってきたのは、終戦の翌年昭和21年12月です。

とにかく、少年義勇団および軍隊で鍛え抜かれた父の身体は半端な強さではありませんでした。

愛する人々を守るために、またその愛する人々が住む祖国を守るために、喜んで死ぬ覚悟を持ち、どんな厳しい苦しい訓練も耐え抜きました。

清廉な心を持ち従軍していった若き青年たち皆がそうであったように、全身全魂を込めて鍛えた身体はまさにバットマン(古いかな…)、スパイダーマン並です。

片腕懸垂もお手のものでした。

ある日、おじいちゃん手作りの鉄パイプ物干し竿で、父の片腕懸垂を見た孫たちはまさに度肝を抜かれました。

「おじいちゃんのかたうでけんすい、まじですご~~~い!!」

「おじいちゃん、チョ~かっこいい!!」

それから後おじいちゃんは、孫たちにとってウルトラマン以上のスーパーヒーローです。

 「手作りの  竹馬一本 取り出して 片足ケンケン オジーの曲芸」

つい数年前まで毎日の畑仕事で鍛えた足腰の強さも健在で、この短歌にもあるように、竹馬の片足ケンケン曲芸も余裕でこなしました。

特に男の子にとっておじいちゃんは、何でもこなすあこがれの筋肉スーパーマンです。

私の4人息子の内上3人はビーチバレー、サッカー、そしてテニス部の選手ですが、時々上半身裸になり、誰の筋肉が一番隆々としているか筋肉比べをしています。

鶏ガラのような肉体が、若き頃のおじいちゃんに近づくのはあと20年先のようです。

 「満州で 鍛えた筋肉 隆々と 片腕懸垂 孫たち唖然」


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