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2006年5月 9日 (火)

危篤をはねのけたオバーパワー

Umitosora19 母方の祖母、ウサ~オバーが100歳の頃、足は若干不自由ではありましたが、頭ははっきりしていましたし、健康そのものでした。

サツマイモが大好きで、毎日一食は食膳にあげていました。

とても働き者で清潔好き、いつも身の回りを自分できれいに整え、いつ訪問してもさわやかな印象が残りました。

ウサ~オバーも先日のブログで紹介したように、御多分に洩れず「かめえかめえオバー」の典型のようなオバーでした。

子や孫が来ると決して空手で帰すようなことはしません。

手元に何もない時、私の母に食べかけのサツマイモを持たせたこともあったほどです。

とにかく心優しい元気なオバーでした。

そんなオバーも年には勝てず、風邪をこじらせてからはずっと入院続きでした。

いつでも見舞いに行けるようにと、私の実家の近くにある病院に移って来ていました。

そんな折、病状が急変し、病院の医師から私の母にウサ~オバー危篤の連絡が入りました。

その夜が峠で、明朝まではもたないだろうということでした。

家族を集めて最後のお別れをということと、亡くなった場合の衣装等を準備して欲しいとのことでした。

母方の親戚と私たち孫がほとんど全員集まりました。

ウサ~オバーは、とても穏やかな表情をしていて、さほど苦しむ様子はありません。

意識もほとんどないようで、眠っているかのようです。

私の母はいつものように、オバーの体をさすりながら、一生懸命祈っています。

干潮が早朝の四時頃。年配の方々は、その頃が山だろうと話をしています。

ところが、すべての家族がお別れを告げた後、朝の四時を過ぎても、オバーの体はもっています。

潮止まりが終わり、そろそろ潮が満ち始める頃、なんとオバーは急に薄目を開け、おもむろに「ワンネーヤーサンドー。ヌーガラカマシェー」(私はお腹がすきました。何か食べさせて下さい。)と言うではありませんか。

医師から看護師、私たち全員が驚き、目が点になりました。

急いでおかゆを食べさせ、点滴を追加し、適切な処置が施されました。

なんとその時を境に、オバーはみるみる元気になっていったのです。

本当に不思議な奇跡としか言いようがありません。

その後、オバーは一時期自宅療養できるまでに回復し、子や孫と親しい語らいの時を持ちました。

もちろん大好きなサツマイモも食べながら……。

そして3年後、安らかに103歳の天寿を全うしたのです。

オバーの本当にすごい「生きるバイタリティー」に心から敬服しました。

グソー(霊界)で、最愛の夫である徳唐オジーに再会した時、ウサ~オバーはオジーを抱きしめながら次のように言ったかもしれません。

「大好きなオジーに早く会いたかったけど、だ~、おかゆとサツマイモに少し未練があって3年も遅くなったさ~。オジー、寂しくさせてごめんネ~。(笑)」

「オバー危篤 医師の知らせに みな揃う 未明に目覚め ワンネーヤーサン(私はお腹すいたよ)」


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