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2006年3月20日 (月)

模範で教え諭す真の師

Kotinda250 私には人生の師と言えるすばらしい先輩が何人かいます。「鉄の暴風」と呼ばれた地獄の沖縄戦を含め、人生の荒波を立派に生き抜いてこられ、仕事においても家庭においても成功を収めておられる大先輩です。

そのおひとりに、かつての沖縄戦で「鉄血勤王隊」に少年兵として従軍し、多くの戦友が尊い命を失う中、奇跡の生還を果たした強運者がいらっしゃいます。

彼は、戦後若くしてアメリカに渡り、必死に学問を修めて沖縄に帰ってこられました。県内のトップ3に入る某銀行に入社し、その誠実かつ熱心な働きが認められ、取締役まで登り詰められた方です。

現在は引退され、奥様と共に、亡くなったかつての戦友たちの供養と奉仕活動に毎日余念がありません。本当にお忙しい毎日です。

その彼が、常々私にこのようにアドバイスしていらっしゃいました。

「安里君、どのようなことでもいい、読書でもジョギングでも奉仕でも、自分にできる何かひとつを一日も欠かさず10年間続けなさい。そしたら君は必ず成功者になれるよ。」

かつて彼が取締役の頃、非常に忙しい仕事の合間に何とか時間を作り、お抱えの運転手と共に毎月行っていた奉仕がありました。それは、病院に入院された親しい友人であるひとりのおばあちゃんを見舞うことでした。

1時間ほどそのおばあちゃんと親しい会話を交わしながら、そのおばあちゃんのむくんで痛む足をマッサージしてあげていたのです。

彼を知る病院のスタッフたちは、みな驚きの目を向けていました。何ら飾らず、誰とでも気さくに会話する彼の人柄は多くの銀行員のみならず、親しく交わる方々の尊敬の的でした。

狂おしいほどの地獄の辛酸をいやというほど嘗めた彼だからこそ持ち得る優しさなのだと頭では理解できますが、同じように行うのは並大抵のことではありません。

人に勧め、チャレンジしたことは、まず自ら実践する彼は、私にとって本物の師です。

彼に、ぴったりの詩があります。「その人」という詩です。

  その人の前に出ると
  絶対に嘘が言えない
  そういう人を持つといい

  その人の顔を見ていると
  絶対にごまかしが言えない
  そういう人を持つといい

  その人の眼を見ていると
  心にもないお世辞や
  世間的なお愛想は言えなくなる
  そういう人を持つといい

  その人の眼には
  どんな巧妙なカラクリも通じない
  その人の眼に通じるものは
  ただ ほんとうのことだけ
  そういう人を持つがいい

  その人といるだけで
  身も心も洗われる
  そういう人を持つがいい

  人間にはあまりにも
  嘘やごまかしが多いから
  一生に一人は

  ごまかしのきかぬ人を持つがいい

  一生に一人でいい
  その人を持て……

もちろん完全な人などこの世にひとりもいません。
ただ、不完全な普通の人が、高い志をもって努力し続けるとき奇跡にも似たことが起こります。
その人だけでなく、接する人の心が変わるのです。

もしかしたら「本当の奇跡とは、病の癒しや超常的な現象というより、人の心がよい意味で改まり、生活が変わること」かも知れないと最近思います。

そのような影響力を持つ彼の努力は本当にすごいですし、尊敬に値する実にすばらしいことだと思います。

私が彼のようになるには100年の努力が必要な気がしますが、いずれにしても、自らの模範で教え諭す本物の師が身近にいるということは本当に幸せなことです。

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