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2006年3月 6日 (月)

「あしながおばさん」

Letters1 先日の沖縄タイムス夕刊に、半世紀もの間名前を告げずに、困った人への現金を手紙を添えて長崎の警察へ送り続けた三人の女性についての記事が載りました。

1956年3月のある日、突然現金三百円入りの匿名の封書が届けられました。それ以来、送り主の分からない小さな善意が毎年続けられました。報道によってその輪が全国に広がり基金までできたそうです。

その記事には「50年を迎えた今年、卒業させてもらいます」という最後の手紙が届けられたことを伝えていますが、それと同時に彼女たちの意志がその娘たちに受け継がれているというとても心温まる内容になっていました。

見返りを求めない小さな善意の活動は日本の至る所で行われていますが、50年にわたって続けてこられたというのは本当に並大抵のことではありません。

おそらく原爆を含む恐ろしい戦争を体験され、他人の苦しみが痛いほど解るその婦人たちは、その優しい心ゆえ、困っている隣人を見過ごしにすることができないのでしょう。

拝金主義が世を風靡し、それを象徴するような事件が多く報道されるなか、「あしながおばさん」の真心込めた善行に、とても温かな思いで満たされました。

 まくとぅ ちゅ  ちむ あたた  し         わし     うちゆくぃーてぃ
 「誠する人の 肝ぬ温かみ 染みてぃ忘ららん 浮き世越えて」(琉歌)

(誠を尽くす人の心の温かさは、心に染みこの浮き世を越えて決して忘れることはできません。)

 ※「琉歌」とは奄美・沖縄・宮古・八重山諸島に伝承される
    叙情的短詩形歌謡の総称。
   短歌形式の琉歌は、8・8・8・6の30音からなる定型短詩です。

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