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2006年3月25日 (土)

名も知れぬスカウトの善行

Soratokumo02_1 とても心温まる記事を読みました。ボーイスカウト関係者の方々には知らない方はいない話かも知れませんが、とても新鮮な感動を与えてくれました。

1909年の秋のこと。イギリスの首都ロンドンは、例のごとく一日中濃い霧に包まれていました。

アメリカのイリノイ州シカゴからロンドンに来た出版業のウィリアム・ボイス氏は、市の中心部で、ある事務所をさがしていましたが、道がわからなくて困りはてていました。

そのとき霧の中からひとりの少年が近づいてきて、「何かお役にたつことがありますか。」と言いました。

事務所がわからなくてこまっていることがわかると、少年は先にたって、その事務所までボイス氏を案内しました。

ボイス氏は、アメリカ人の習慣で、少年にチップを上げようとポケットに手を入れました。しかしボイス氏がチップをとり出す前に、少年は勢いよく右手をあげて敬礼しました。

「ぼくはボーイスカウトです。今日も何かよいことをするつもりでいました。お役にたててうれしいと思います。スカウトは、他の人を助けることでお礼はもらいません。」と少年は言いました。

少年からボーイスカウトのことを聞いたボイス氏は、用事をすませてから、少年に、ボーイスカウトの本部へ案内してもらいました。ボイス氏が少年の名前を聞く前に、少年はもう姿を消していました。

イギリスの本部でボーイスカウトのことをくわしく調べたボイス氏は、アメリカへ帰って大統領のタフト氏などに話し、やがて、アメリカでボーイスカウト運動が始められたのです。

そのときの少年がだれだったのか、その後もだれもわかりませんでした。

しかし名前もわからないこの少年の小さな善行が、アメリカのたくさんの少年に、ボーイスカウトを伝えるもとになったのです。

自分にも出来るとても小さくて簡単なこと、それが将来の世の中を変える力になるかも知れないと思うと希望が湧いてきます。

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