2020年8月31日 (月)

父の一周忌を迎えて

先日、8月16日(日)父の一周忌を迎えてその法要と父を偲ぶ静かなひとときを持ちました。その後、子供たちや孫たちから父との思い出を寄港してもらい昨日「父の一周忌記念」の冊子をまとめました。その中で、私もいくつかの記事を投稿しました。今日は、その一つを以下に紹介します。

平成6年2月、手術で延び延びになっていた父の古希のお祝いを催しました。当年とって74歳。その頃までには、手術の傷も癒え、おじいちゃんもすっかり元気になりました。たくさんの兄弟姉妹(オジーやオバー)たち、たくさんの子や孫たちに囲まれてとても嬉しそうでした。40人を超える親族に囲まれて、子や孫たちの歌や踊り・演奏に、終始おじいちゃんの目頭は熱くなっていました。私は、この日のために編詞・作曲したおじいちゃんに捧げる歌を準備しました。彼への尊敬と感謝を込めて以下のように歌いました。タイトルは「ただの父」です。

  「ただの父」
         1994年2月24日(木)
         作詞・作曲 安里吉隆

ただの父 …だけど、一番立派な人
ただの父は 疲れ切った足どりで
日々の仕事から 小さな家に帰る
お金も名誉も持っては来ないけれど
どんなに働いたかが よくわかる
家族の喜ぶ声聞き 姿を見て 父の心は躍る
父の帰りを その声を 皆が待ちわびてるから

ただの父に 愛しい子供が7人
数え切れないほどいる 父親の中のひとり
だけど 日々の仕事に汗水流し
生活の重荷 ひとり身に背負う
それでも 不平のひとつ 弱音のひとつ
決して口にしない
父の無事を 祈りつつ 家で待つ家族のため

ただの父には 富も名誉も何もない
数知れない群衆の中のひとりでしかない
けれど 毎日額に汗を流す
眼の前に立ちはだかるものがあれば
どんなにつらくとも どんなに苦しくとも
黙って立ち向かう
それらはすべて 他の何にも増して愛する家族のため

ただの父 だけどいつでも精魂込めて
小さな子供たちのため 道を切り開く
愛する母と共に 手をとり合って
不屈の勇気もって 立ち向かう
今は亡き祖父も そうしてくれたからと
無言で 僕らを諭す
時はめぐって 今僕らも
父が歩いた道歩むよ

これが父にささげる 僕らの詩
ただの父、だけど一番立派な人

人前で、涙など決してみせるようなおじいちゃんではありません。でも、今にも落ちそうな涙を必死にこらえているのがよく分かります。あまり見つめると悪いので早々に視線をそらしましたが、おじいちゃんの病を追い出す多少のお役に立てたかもしれないと感じる、本当に和やかな楽しい会でした。
  

2012年1月 4日 (水)

「不可能だ-ということを信じない」

Hatsuhinode01昨年中は、このサイトに訪問して下さいました沢山の方々に本当に励まされました。心より御礼申し上げます。また、今年もよろしくお願い申し上げます。

いよいよ新しい年が明けました。世の中の経済状況や政治情勢は本当に厳しいものがありますが、それらを吹き飛ばすような大きな夢と希望を持ってこの一年を過ごせますよう祈っております。

タイトル欄にも記しましたが、毎日の生活の中で、家族や夢実現のために一生懸命に働いている皆さんが、時には暗く辛いこの人生、少しでも心癒され、元気になって、頑張る新たな力や自らの夢を叶える力を得られるよう、毎日の生活の中で感動した事や言葉、感じたこと、心温まる話、学んだ事柄等を記します。

新たな年を迎え、心機一転メッセージの配信に力を注ぐつもりですので、よろしくお願いしま~す。

Word01さて、以前にも話したことがありますが、マイクロソフト社のワープロソフト「Word(ワード)」を開発したリチャード・ブロディという人がいます。私は個人的に「ワード」よりも「一太郎」が断然すばらしいと思っているのですが、でもあれだけのソフトを開発できるというのは本当にすごいことです。

その天才的な才能を持つ彼が次のように語っています。

「できない、才能がない、もう限界だ、私には難しすぎる……。そう信じないようにすれば、自分にとって一番大切なことを、実現できる時期は早まる。」

どのようなことにチャレンジするにしても、彼のこの言葉を心にしっかり刻んで取り組む必要があります。そうするならば必ずや大きな成功を収めることができるようになるでしょう。

私には大きな夢があります。その夢の実現のために毎日一生懸命努力しています。私もこれまでは「できない、才能がない、もう限界だ、私には難しすぎる……。」と何度口にしたか分かりません。が、今年はそのようには決して思わず、口にも出さず、さらに心と力を注いで頑張りたいと思っています。

「人事を尽くして天命を待つ」という名言がありますが、私はいつも最初と最後を逆にして口にしています。すなわち「天命を信じて、人事を尽くす」です。

先日の記事「世の為、人の為に天与の道を歩む」でも記したように、天与の使命を堅く信じ、日々の生活の中であらゆる助けを天に求めつつも、自らのできるすべてのことを行うよう努める時、天は必ずや道を開き、人々の幸福のために手がけるすべての事柄を実現していく力を添えて下さると信じています。

「できない、才能がない、もう限界だ、私には難しすぎる……。そう信じないようにすれば、自分にとって一番大切なことを、実現できる時期は早まる。」これが今年の私のモットーのひとつです。

2012年1月 3日 (火)

「結婚の贈り物」

Eternalmarriage01「結婚の贈り物」と題するすてきな詩を見つけました。私たち夫婦も昨年結婚25周年の銀婚式を迎え、時の流れの速さに少し驚きの気持ちも覚えています。

子育てや仕事の転職などに多くの苦労も重ねてきましたが、それらのチャレンジは世の常でむしろそれらを通じて多くのことを学び成長できたと心から感謝しています。

そしてこの25年間は本当に幸せなときだったと実感しています。まだまだ未熟者ですが、以下の詩を心に留めつつ、金婚式へ向けてまた今日から精進します。皆さんもこのすてきな詩をじっくり味わって下さい。

「結婚の贈り物」

Presents01

主よ。結婚はあなたからの贈り物
当然の権利ではありません。
ですから
どうか夫と妻の関係を
強いものとするように助けて下さい。

互いに敬い互いに愛することができるように
相手の立場を理解できるように
努めさせて下さい。

率直に話す時にも、優しく
忍耐する時にも、ユーモアを忘れず
時には誤りを犯す弱い存在であることを
互いに認め合う力をお与え下さい。

喜んで家庭を解放し、
私たちの幸福を人々も共にできるように
人々の喜びや悲しみを理解できるように
主よ。導いて下さい。

このすばらしい贈り物を
主よ。感謝します。

正しく用いることができるように
助けて下さい。

(メアリー・ハサウェイ「愛の記念日」より )

Rose01未熟な私たち夫婦が、夫婦円満のための座右の銘としている言葉がいくつかあります。それらも以下に紹介します。

夫婦が円満であれば、家庭は心癒される居心地の良い場となります。家庭が強まれば、地域社会が強くなります。地域社会が強くなれば、国はさらに強く大きく発展していくと思います。

最も大きな力をもたらす、夫婦円満へ向けて一緒に務めましょう。

「指輪や宝石は贈り物ではなく、贈り物の単なる代用品に過ぎない。本当の贈り物はただひとつ、自らを捧げることです。」(エマーソン)

「永遠の結婚とは、実際のところ、完全な進歩をめざし、ふたりで助け合って成長しようと誓約することではないでしょうか。」(トーマス・W・ラデーン)

「父親が息子に与えることのできるものの中で、母親を愛していると伝えることほど貴い ものはありません。」(H・バーク・ピーターセン)

「理想的な夫を持っていると思っている女性は…すべて理想的な妻である。」(ブース・ターキントン)

2012年1月 2日 (月)

「決然として立ち向かえ」

Winstonchurchill02イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルは、次のように語っています。

「危険が身に迫った時、逃げ出すようでは駄目だ。かえって危険が二倍になる。しかし、決然として立ち向かえば、危険は半分に減る。何事に出合っても決して逃げ出すな、決して。」

1940年から1945年にかけてイギリス戦時内閣の首相としてイギリス国民を指導し、第二次世界大戦を勝利に導いた彼の決意が込められた言葉です。

私たちも日々の生活の中で、時として逃げ出したいような気持ちに駆られる場面が多々あると思います。特に受験やテスト、実習やレポート提出など、非常に大きなプレッシャーを感じるようなものもあるでしょう。でも、それから逃げないで真正面からぶつかって行きなさいと諭しています。

逃げないで一生懸命取り組めば、どのようなことでもたやすくやれるようになります。それは目の前に現れる様々なチャレンジが小さなものになるのではなく、私たちの能力が高められるからです。

決して逃げることなく『自分にはできる!』と信じて努力し続ける人に、天は物事を断固として行う決意や信仰、それをやり抜く霊性と力を与えてくださいます。

今直面しているそれぞれの課題に真正面から熱心に取り組みましょう!チャーチル首相が言うように『決然として立ち向かう』のです。

2012年1月 1日 (日)

世の為、人の為に天与の道を歩む」

Matsushitakounosuke01経営の神さまと呼ばれる松下幸之助氏は次のように語っています。

「世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、必ず成就します。」

「無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。」

この2つの言葉に共通する事柄は、世のため、人の幸福のために全力を尽くすべし、そうすればおのずと自らにも福がもたらされ、目標や夢が実現するようになるということでしょう。

また、松下氏は次のようにも語っています。

「人生には損得を超越した一面、自分がこれと決めたものには命を賭けてでも、それに邁進するという一面があってもよいのではないだろうか。」

人には、それぞれその人に与えられた天命というものがあると信じています。それは単に自らが幸せになるというだけではなく、人々を幸せにすることからもたらされる大きな喜びにつながる務めです。そのような務めを見いだし実際に損得を考えずに邁進できる人は本当に幸せだと思います。

もちろんその道は、平坦ではなく、歩み進んで行くに簡単でもないでしょう。でも、困難と闘いながらもその道を歩める人は、また歩んでいると実感している人は本当に幸せだと思います。

松下氏は次のようにも語っています。

Matsushitakounosuke02

「自分には自分に与えられた道がある。
 天与の尊い道がある。
 どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。
 自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
 広いときもある。狭いときもある。
 のぼりもあれば、くだりもある。
 坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある。

 この道が果たしてよいのか悪いのか、
 思案にあまるときもあろう。
 なぐさめを求めたくなるときもあろう。
 しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

 あきらめろと言うのではない。
 いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
 とにかくこの道を休まず歩むことである。
 自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
 自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

 他人の道に心を奪われ、思案にくれて立ちすくんでいても、
 道は少しもひらけない。

 道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
 心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
 それがたとえ遠い道のように思えても、
 休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
 深い喜びも生まれてくる。」

天より自らに与えられた道を見いだし、ひたすら懸命に歩み、努め励みましょう。これが、真の喜びを得る確実な方法のひとつだと確信しています。

2011年12月31日 (土)

「あなたの心の中の最良のものを…」

01私が心から尊敬するマザー・テレサは、次のような詩を詠んでいます。彼女の高潔さを示すひとつの象徴的な詩といっても良いと思います。

自らの必要を顧みることなく、助けを必要とする周りの人々に常に手を差し伸べるべくすべてを捧げて行動する人格者の清い魂の発露です。

「あなたの心の中の最良のものを」

人は不合理、非理論、利己的です。
気にすることなく人を愛しなさい。

あなたが善を行うと利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく善を行いなさい。

目的を達しようとする時、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなくやりとげなさい。

善い行いをしてもおそらく次の日には忘れ去られるでしょう。
気にすることなくし続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとがあなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で誠実であり続けなさい。

あなたの作り上げたものが壊されるでしょう。
気にすることなく作り続けなさい。

助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。
蹴り落とされるかもしれません。
それでも気にすることなく最良のものを与え続けなさい。

私たち凡人には到底まねの出来ないような生き方かもしれませんが、めざすべき目標であり、理想です。心からそのような人物に近づきたいと思います。

特に、自らに利益をもたらさないものには、目もくれないという風潮が広がる今の世の中にあって、灯台の光のような存在です。

Candle01明かりは、たとえそれがどんなに小さなものでも、闇が深ければ深いほど遠くまで見えるものです。どんなに小さくても、どんなにささやかでも、良い行い、親切な行いは人々の心に温かな感動や希望を与えることが出来ます。

灯台のような光ではなくとも、たとえろうそくのような小さな明かりでも、「気にすることなく」精一杯輝かし続けましょう。たとえ「蹴り落とされても」気にすることなく「最良のもの」を与え続けましょう。

2011年12月30日 (金)

「心が通い合う家族を築く」

J1マービン・J・アシュトン氏は、「心が通い合う家族を築く」ための7つの事柄を提案しています。先日、家族を強めることに関する記事を記しましたが、この提案は前回の記事での提案の具体的な実践を促す提案です。とても参考になりました。皆さんにも分かち合います。

「心の通い合う家族を築く」-7つの提案

1.喜んで犠牲を払う
 聞く時間を喜んで取る人になりましょう。家族を思いやり、自分のことより優先して家族のことを考える能力を増すべく自己訓練を積みましょう。

2.環境を整える
 場所や周囲の状況や環境は、快く秘密が保てしかも会話の通じる場所でなければなりません。環境が整ったら、相手に関心を集中し、上手に受け答えをしましょう。

3.喜んで聞く
 聞くということは、ただ黙っていることではありません。聞くには集中力を要します。慰めになる質問をして、その後ごく自然な態度で「熱心に話しに耳を傾ける態度」を私たちは伸ばさなければなりません。「聞くに早く、語るに遅く、起こるに遅くあるべきです」。

4.気持ちを素直に話す
 考えていることや感じていることを口にするのは何と大切なことでしょう。私たちは「相手のどこが悪いのだろう」と考えがちですが、そんな時は「私の何が良くないのだろうか」と考えるべきです。「沈黙は溝を作る」です。

5.裁くことを避ける
 批判的にならず、理解しようと努めましょう。自分の価値観を人に押しつけてはいけません。「間違いを指摘し、裁断を下すのは簡単である」。

6.秘密を守る
 「小さなこと」で信頼されれば、「重大な質問や大切な話し」を打ち明けてもらえるものです。

7.忍耐する
 家族の誰かを面前で正すことは避けましょう。穏やかな一対一の対話による方が、物わかりがずっと良いものです。「家族との関係の中で、穏やかな忍耐は貴重な徳である」。

一足飛びにすべての事柄をうまくこなすことなど私たち凡人にはむずかしいですが、ひとつひとつを少しずつコツコツと積み上げていくことは出来ます。焦らず、地道に取り組んでいきましょう。

デビッド・O・マッケイ氏をはじめとする世の指導者たちは、家族の大切さについて次のように語っています。

O4「私たちに与えられた最も貴い財産は家族である。家族関係は何にも勝るものであり、この世にあって他のいかなる社会的結びつきよりも価値のあるものである。何といっても一番心を動かす力があるのは家庭であり、家庭こそ底知れない愛の源である。家庭は人間としての徳を学ぶ大切な場である。人間生活の中に見られる責任、喜び、悲しみ、ほほえみ、涙、希望、心配といった様々な経験を私たちは家庭生活の中で味わうことができるのである。…愛のもとに一致した家族は、いかに貧しくとも、他のいかなる富にも増して神と将来の人類にとって大きな価値を持つのである。」(デビッド・O・マッケイ氏)

01「どんな時代であろうと、どんな時勢であろうと不変のものが一つあります。父親、母親である皆さん、子供があるならば、まず子供たちを優先しなければなりません。本を読んだり、抱き締めたりして愛を示さなくてはなりません。家族としての皆さんの成功、社会としてのわたしたちの成功は、ホワイトハウスではなく、皆さんの家庭の中で起こることにかかっているのです。」(バーバラ・ブッシュ元大統領夫人「リアホナ」2005年10月号 p.4)

Family03「人の幸福とは家族の中にこそあるのです。家族を守ることが国を守ることにつながり、家族の絆を弱めてしまうということは、先祖への誉れや未来の子孫の幸福や祝福を損なってしまうことにつながるのです。それを忘れないで下さい。」(「スティール・ボール・ラン」少年ジャンプより)

社会の強さの最も堅固な基である家族を強められるよう共に力を尽くしましょう。

2011年12月29日 (木)

「修学旅行と引っ越し」

Kouyou01先日の早朝、中学2年の娘が私の元へ来て曰く、

「お父さん、このエッセイの宿題今日学校に提出しないといけないんだけど、紅葉の写真を貼り付けてから出したいの。やり方教えてくれる?」

「簡単だよ。どれお父さんにも読ませてごらん。」

と娘が差し出したメモリースティックをPCに差し込み確認してみると、娘のエッセイに感銘を受けるも、大いに複雑な思いにさせられました。

来年の3月、わが家は私の仕事の転勤で福岡に引っ越すことになりました。娘は生来楽観的な方だと思い込んでいたので、忙しさにかまけてあまり心配することもなく彼女の思いを十分に汲み取れないまま、心のケアもほとんどなさぬ状態でいました。そのエッセイを読んで初めて、娘の葛藤の大きさとまたその心の成長をも知りました。以下に紹介します。タイトルは「修学旅行と引っ越し」です。

「修学旅行と引っ越し」

「出発の時間を、今か今かと待っている私たち。そう、今日は、修学旅行出発の日。今年一番楽しみにしていた修学旅行。みんなテンションが上がっていて、離陸するだけで歓声が上がるほど…。こんなテンションだからバスでは、ガイドさんの話を聞く耳ゼロ。窓の外をのぞき込みまた歓声が上がる。怒られてもみんなの勢いは止まらず、ガイドさんは独り言をいつまでも…。でもこんなのが修学旅行って感じで、三組らしくて、自然と涙があふれてきた。

 5か月前の7月1日、私の両親が韓国への出張から帰ってきた夜だった。大事な話があるといって家族を集めた。そして両親がした話は、引っ越しについてだった。お父さんの仕事の都合で、福岡に引っ越すことになったのだ。大好きな沖縄から離れるさみしさ。大好きな人たちとの別れ。思い出の一杯詰まった家との別れ。そして、知らない土地へ行く不安が一気にこみあげてきた。ふいても、ふいても止まらない涙、涙、涙…。

 こっくりこっくりとみんなが居眠りしている今は、もう帰りの飛行機の中。楽しい時間はいつでも早く過ぎるもので、4日間はあっという間に終わってしまった。この4日間、京都・大阪・奈良・滋賀・兵庫に行き、お寺を見たり、大仏を見たり、しっかり遊んだり、初めての様々な体験をしたり…。書物で学ぶのと実際に足で廻り、目で見ることによって学ぶのとは大違い。た~くさんのことを感じそして学んだ。またホテルではみんなでお風呂に入ったり、恋話をしたり、くっついて眠ったり、一人ひとり違う面白い寝顔があったりで、とってもいい思い出ができた。

 新しい土地に行くということは、いろんな不安があるけど、この修学旅行のように新しい発見があったり、すてきな思い出を作ったりできるすばらしい機会なんだと思った。また、自分にとって大きな試練・チャレンジではあるけれど、成長するためのステップでもあるなとも思った。だから、ポジティブに考え、引っ越しをちょっと長い修学旅行と考えればいいんだと思った。これから、いつもネガティブな私が、ポジティブに考えられるように頑張りたいと思う。

 少し長い修学旅行に行ってきます…。」

父親としてまだまだ未熟だなあと思い知らされました。子供たちとのコミュニケーションをもっと深めつつ、ひとりひとりの心の状態を常に確認しながら十分なスキンシップと心のケアに努めなければならないと感じました。感じるだけでなく、実際に行っていこうと思います……。

2011年12月28日 (水)

「強い目標を立てる」

Ibukamasaru01世界的に有名なブランドであるソニーの創業者井深大(いぶかまさる)氏は次のように語っています。

「まず強い目標を立てる。それを達成するためにあらゆる技術を動員する。できそうだったらやってみようというのとは大きな違いがある。」

すべての事柄に徹底してチャレンジし、数々の発明をなし、様々な問題を克服する中で、わずか従業員20人の小さな町工場を50年間で世界のソニーに育て上げた彼の言葉には次の聖句と相通じるものがあるように感じています。

「 そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。」(マルコ11章24節)

そこでは単に信じるだけではなく、強い望みや願いすなわち「強い目標」を持ったら、天に頼りつつ、それを達成するためにありとあらゆる知恵を絞り、自らのあらゆる能力を尽くしてそれに打ち込む努力が必要だと説いているように思われます。

「祈り求めたらすでにかなえられたと信じなさい」とは何もしなくても天が助けて下さるという意味ではなく、必ず達成できるように天が備えて下さっている道を見出し、その目標を実際に達成できるように絶対にあきらめないで全力を尽くすならば、必ずや望みや願いすなわち目標は達成できるということです。

私たちも自らの「強い目標」を立て、それを達成できるように上記のような信念をもって取り組むことが出来るならば、本当にすばらしい成功や祝福に与ることができるようになることでしょう。

2011年12月27日 (火)

「我以外皆我師」

Miyamotomusashi01天才的な心臓外科医である須磨久善氏は次のように語っています。

「病気って、魔法みたいに、全く気づかなかった人生のとっても大事なことをいとも簡単に気づかせてくれるということもある。例えば、家族の暖かさだとか、友達の優しさだとか、その当たり前の身の回りにある事がどれだけ大事なことか、どれだけ素敵かっていうことをね、すごく簡単に気づかせてくれるんですよ。」

皆さんも一度や二度ならず、風邪やインフルエンザで寝込み、健康のありがたさをしみじみ実感して、これまで得てきた祝福に心から感謝した経験があると思います。何らかの問題や困難は決してネガティブなものではなく、それ自体から非常に大切な真理を学ぶために天から私たちに与えられたプレゼントです。

そのような見方をすることができる人は、どのような環境、どのような厳しい境遇にあっても沢山のことに気付き、また学ぶことができます。そして人生が豊かになるのです。

吉川英治氏の著書「宮本武蔵」の中で剣豪武蔵も次のように語ったと言われています。「我以外皆我師」つまり「自分以外の、人でも物でも皆、自分に何かを教えてくれる先生である」という意味です。

柔和謙遜な心を持つ時、私たちは周りのすべてのものから大切な真理を学ぶことができるのです。そのような謙虚な心を持つことができる人は本当にすばらしいと思います。真の知恵に至るからです。謙虚な人になりましょう。

«「積極的な思いと言葉で常に自分を高める」

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